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1.5J

トヨタ車の1JZエンジンのチューニングメニューの一種。1JZエンジンの腰下をブロックごと2JZエンジンのものに交換することで、排気量を2500ccから3000ccにアップさせる。ドッキングはボルトオンで、エンジンマウントの位置も変わらない。1JZのヘッドを残すことで、ハーネス類は1JZのものをそのまま使えるというメリットがある。エンジン高が変わるので、パイピング類は加工が必要になる。

A/F [Air Fuel Ratio] 

混合気の中の空気と燃料の比率のことを、A/Fまたは空燃比という。ふつうはA/F(空気の重量÷燃料の重量)で示される。空燃比は燃料噴射量で調整することができるんだけど、この数字がある程度の範囲内に収まっていないと、パワーも出せないし、エンジンが壊れる恐れもある。だから、燃料セッティングは専用の空燃比計(A/F計)をつけて空燃比をチェックしながら行うことが多い。

A/R [Area/Radius] 

ターボの排気側ハウジングのサイズを示すひとつの目安。Aは排気流入口の面積、Rはその排気流入口の中心点からタービンの羽根の中心までの距離。AをRで割った数値がA/Rになる。同じタービンでも、いくつかのA/Rの排気ハウジングが用意されていることが多いが、この数字が大きいと低回転でのレスポンスは悪いが高回転で伸びるタイプ、この数字が小さいと低回転からブースト圧が立ち上がるが高回転では頭打ちになりやすいタイプと考えていい。

ABS [Antilock Braking System] 

ブレーキング時に、車輪がロックするのを防ぐシステム。各輪にセンサーが付いていて、タイヤがロックしそうになると、そのタイヤのブレーキを緩めて、ロックを防ぐ。タイヤがロックするとステアリング操作が効かなくなってしまうので、それを防ぐのがいちばんの目的だ。もともとは非常時の危険回避のためのシステムだったが、現在ではスポーツ走行にも使われる。ただしドリフトには向かないので、キャンセルしてしまうことが多い。

ACD [Active Center Differential system]  

三菱の4WD車のいちぶに採用されている機構。センターデフのLSDを電子制御にして、センターデフのロック率をフリーから直結の状態まで可変にするシステム。コーナリング時にはフリーに近づけてスムーズに曲がれるようにし、直進時や減速時には直結に近づけて、安定性やトラクションを稼ぐ。効き方は、ターマック、グラベル、スノーなど、数パターンに切り替えることができる。ロック率が変わるだけで、トルク配分は変わらない。

AWD [All Wheel Drive]

直訳すれば「全輪駆動」。乗用車はタイヤが4つあるので、つまり4輪駆動(4WD)のこと。最近ではなぜか4WDのことをAWDと呼んでいる車種やメーカーが多いが、何もちがいはないので、ただの流行だと思われる。ちなみにアメリカでは、AWDは常に4輪駆動(フルタイム4WD)のことを指す。いっぽう4WDは、GT-Rなどに採用されている前後のトルク配分を電子制御でコントロールするE-TSや、クロカン4輪駆動車などに採用されている2駆か4駆か選べる駆動方式として一般的に認識されている。

AYC [Active Yaw Control System]

エボ4からランサー・エボリューションシリーズに搭載された電子制御デバイス。アンダーステアが強いという4WD車の弱点を克服するための装置だ。リヤの左右の駆動力配分を可変にし、コーナリング時には外側タイヤへのトルク配分を増やすことで、旋回性能をアップさせる。エボ8からスーパーAYCに進化して、さらにスポーティな特性になった。

E-TS

R32~R34スカイラインGT-Rに搭載されていたことで有名な、日産の4WDシステム。前後0:100のトルク配分を基本としながら、路面状況に応じて前後50:50まで電子制御でトルク配分を変更する。そのためFR車に近い自然なハンドリングと4輪駆動ならではの高いトラクション性能を両立させている。

EAI [Exhaust Air Induse]

PS13系シルビアや180SXなどに搭載されている排気ガス浄化装置の一種。排気管にフレッシュエアを導入することで、排気ガス中の有害物質の完全燃焼をうながして、排気ガスをクリーンにする。エキマニやアウトレットなどを交換する場合、このEAIをはずしてしまうと車検に通らなくなるので注意が必要だ。

EGI [Electoronic Gasoline Injection]

ニッサン、マツダ、スバルなどでのインジェクション装置の呼びかた。トヨタ、ダイハツなどでは「EFI (Electoronic Fuel Injection)」、ホンダは「PGM-FI」と呼んでいる。

F1タービン

IHIが製作しているRX6タービンのいち部のモデルのことを指す。F1がターボ時代だったときに、ホンダエンジンに採用され、F1用に開発されたものをベースに量産化されたタービンで、特にボール ベアリング の耐久性や抵抗に優れる。APPが販売代理店として扱っている。

FCR

ケーヒン(KEIHIN)の高性能キャブ(キャブレター)の名称。4輪車のチューニングにも使われるが2輪車のチューニング業界では知らないひとはいないほど有名。かつてケーヒンにはCRという高性能キャブがあったが、それの後継機で、フラットなバルブを採用していることから、FCR(フラットCR)という名前がつけられた。スロットルバルブがバタフライ式ではなくスライド式で、そのスライドバルブの先端にニードルがついている、いわゆる可変ベンチュリ型のキャブレターである。4輪車でもNA車のチューニングに使われる。

FF [Front engine Front drive]  

客室の前にエンジンがあって、前輪で駆動するタイプのクルマのこと。スペース効率に優れるので、中型までのファミリーカーはほとんどがこのタイプだ。前に重いものが集中しているので アンダー ステア傾向が強く、トラクション性能もよくないため、本来スポーツドライビングにはあまり向かない。しかし、インテグラやシビックなど、スポーティな車種も多い。

FR [Front engine Rear drive] 

客室より前にエンジンがあって、後輪を駆動するタイプのクルマのこと。前輪をステアリングで、後輪を駆動力でコントロールできるので、スポーツドライビングに向いている。フェアレディZ、RX-7、S2000など、スポーツカーにはこのレイアウトのクルマが多い。フロントが重いのにリヤだけで駆動するから、MR車や4WD車よりはトラクション性能が劣る。

FRP [Fiberglass Reinforced Plastic] 

ガラス繊維で補強されたプラスチック。製作には大がかりな設備が不要で、かなり複雑な形も作れるので、アフターのエアロパーツは、ほとんどがこのFRPでできている。衝撃に弱く割れやすいという弱点があるけど、一般人でもDIY補修ができる。

Fコン 

HKSが発売しているエンジン制御用のサブコンピューターで本体は汎用で、装着する車両に合わせて設定をして使用する。純正コンピューターにとらわれずに作動させることができて、拡張性も高いので、電子制御ガソリンエンジンだったら、どんなエンジンでも、どんなチューニングをしていてもたいてい使える。HKSパワーライター店という専門ショップのみで取り扱われる。

Fドリ [FFドリフト]

FF車でドリフトすること。非常に少ないが愛好家はいる。FR車と比べると、かなり不自然な走らせかたで、サイドブレーキを多用することになる。しかし駆動輪のフロントタイヤはずっとグリップしているので、コーナリングスピードはあんがい速い。’90年代中頃に、EF型のシビックで大活躍した秋田の畠山圭介が有名

HID/H.I.D. [High Intensity Discharge]

従来の電球タイプとは異なるライトの方式。ハロゲンランプなど、これまでの電球タイプは、フィラメントを高温にして発光させる方式だったが、H.I.D.にはフィラメントはなく、キセノンガスなどが封入されたバルブに、高電圧をかけて放電させることで発光させる。電力が少なくてすむし寿命も長いけど、ユニット自体がやや高価だ。キセノンランプ、ディスチャージランプなどとも呼ばれる。

LEDテール [LEDテールランプ]

LED(発光ダイオード)の普及にともって出てきた、電球の代わりにLEDを使用するテールランプ。純正で採用しているクルマもあるけど、アフターのドレスアップパーツとしても発売されている。見ためがカッコイイだけでなく、電球とちがってまず切れる心配がないというメリットもある。

LLC [Long Life Coolant] 

エンジンを冷却する冷却液のこと。クーラントや不凍液とも呼ばれる。ふつうは濃い原液を真水で薄めて使う。真水をそのまま使うのに比べて、凍結しにくく防錆作用もある。赤いものと緑のものとがあって、自動車メーカーによってどちらかにわかれる。

LSD [Limited Slip Differential] 

左右の駆動輪の回転差を制限する装置でノンスリともいう。一般的なノーマルデフ(オープンデフ)は、交差点などで曲がりやすくするために内輪差を吸収し、左右の駆動輪の回転差は自由になっている。ところが、それで限界コーナリングをすると、アクセルを踏んでも内側タイヤばかりが空転してしまって前に進まなくなる。そこで、左右の駆動輪の回転差を制限する装置がLSD。スポーツドライビング、特にドリフト走行には必需品なのだ。

Lジェトロ [Lジェトロニック]  

電子制御燃料噴射方式のなかで、エアフロを使う方式のこと。最近のクルマの主流だ。エアフロメーターが吸入空気量を計測し、そのデータをもとにECUが燃料噴射量を演算する。吸入空気量を直接測る方式なので、正確で環境の変化にも強く、安定性が高い。

L型エンジン

日産が1960年代に開発したOHCの名エンジンのこと。直列4気筒のモデルもあるが、有名なのは直列6気筒版だ。スカイライン(ハコスカ)や初代フェアレディZに搭載され、2000ccのL20から始まって、2400ccのL24、2800ccのL28など、排気量を拡大したバージョンも登場した。’80年代にVGとRBが登場するまで日産の大排気量スポーツエンジンの主役だった。排気量がちがってもパーツの互換性が高く、頑丈だったこともあり、チューニング(当時はターボチューンよりメカチューンが多かった)のベースエンジンとしても大人気を博した

MR [Mid engine Rear drive]

エンジンが、客室よりは後ろだけど後輪よりは前にあって、後輪を駆動するタイプのクルマ。NSX、MR-2、MR-Sやフェラーリ360モデナなどがこのタイプだ。トラクション性能も旋回性能も高いので、スポーツカーやレーシングカーには最適のレイアウトだけど、とにかく客室がせまくなるので、ほとんどが2人乗りになっている。ちなみにランサー・エボリューション8MRのMRは、ミツビシ・レーシングの意味。

N1耐久

市販車をベースに、改造範囲の狭いN1規定にのっとって改造されたマシンで行われた耐久レース。’91年にスタートした。’96年にレギュレーションのいち部変更にともなって『スーパーN1耐久』と名前を変え、’98年には『スーパー耐久シリーズ』と名前を変えた。排気量や駆動方式などによって複数のクラスが設定されていて、いろいろな車種が参戦している。

N2

JAFが規定する、市販車をベースとした競技車両の区分のひとつ。N1のベース車が4座の車両でなければいけないのに対して、N2では2座以上の車両であればいい。また、N1よりも許される改造範囲は広く、オーバーフェンダーの装着が許されているのも特徴だ。

NA [Naturally Aspirated]

ターボやスーパーチャージャーなどの過給器をつけていないエンジンのこと。シビックやアルテッツァ、Z33、RX-8などはNAだ。ターボ車ほどの大幅パワーアップはできないが、パワーの出かたが自然でアクセルレスポンスに優れ、排気音もカッコいいのでファンも多い。パワーを追求してチューニングを進めていくと、どうしても高回転型になっていく傾向がある。

NVCS [Nissan Valve-timing Control System]

日産の可変バルブタイミング機構。エンジン回転数などに応じてカムの角度をズラすことで、バルブタイミング(バルタイ)を変える。高回転域ではオーバーラップを大きめにしてパワーを稼げるようにし、低回転域ではオーバーラップを減らして、トルクを確保したりアイドリングを安定させたりする。カムの作用角やリフト量は変わらない。

OHC [OverHead Camshaft] 

エンジンのバルブ駆動方式のひとつ。バルブを駆動するためのカムシャフト(カム)が(シリンダーヘッド)に通っているタイプのことをいう。カムシャフトがシリンダーの横に通っているOHVと区別するためにOHCと呼ばれる。OHVのようなプッシュロッドがないため、より高回転に対応できるが、シリンダーヘッドは大きくなってしまう。なお、OHCのなかでも、カムがシリンダーヘッドに2本通っているものはDOHCと呼ぶ。たんに『OHC』と書いてある場合はカムが1本だけしか通っていないSOHCである場合が多い。現代の国産車や欧州車はほとんどがOHC(DOHC含む)方式。

RB26 [RB26DETT]

日産の2600cc直列6気筒エンジンの名称。グループAというカテゴリーのレースで勝つために設計され、R32型スカイラインGT-Rに初めて搭載された。その後、R33、R34 GT-Rやステージアのいち部にも搭載された。はじめから500ps以上を想定して作られているので、市販車に搭載された280psのものは、デチューン版ということもできる。チューニング業界でも人気が高く、1000psを超えるパワーのものも製作された。

RPM [Revolutions Per Minute]

エンジンが回転している速さ、いわゆるエンジン回転数を表す単位。1分間にエンジンが何回転するかを表している。たとえば3000rpmというのは、1分間に3000回転するペースでまわっているということ。

RR [Rear Engine Rear Drive]  

客室よりも後ろにエンジンがあって、後輪を駆動するタイプのクルマのこと。ただし、エンジンがホイールベースの中にあるクルマは MR またはミッドシップと呼んで、RRには含まない。RRはトラクションや回頭性はいいけど、基本的にオーバーステア傾向なので、限界を超えると扱いにくいとされる。ポルシェ911、昔のVWビートル、スバル360などがRRのクルマになる。

SH-AWD [Super Handling All-Wheel-Drive]

レジェンド(KB1)から採用されはじめたホンダの4WDシステム。リヤデフにダイレクト電磁クラッチという機構を搭載し、ドライバーの操作や走行状況に応じて、前後のトルク配分を30:70から70:30まで、後輪の左右のトルク配分を100:0から0:100まで可変制御する。トラクションだけでなく、旋回性能も向上させる新しい4WDシステムだ。

SOHC [Single OverHead Camshaft]

エンジンのバルブ駆動方式のひとつ。シリンダーヘッドにバルブを駆動するためのカム(カムシャフト)が1本だけ通っているタイプのことをいう。SOHCはDOHCに比べるとパーツ点数も少なく、軽量コンパクトで安価にできる。ただし4バルブ化は難しく(不可能ではない)、ハイパワー化や高回転化が難しい。そのため、高性能エンジンにはあまり採用されない。ちなみに、シリンダーヘッドにバルブを駆動するためのカムシャフトが2本通っているタイプはDOHCという。

Sタイヤ

セミレーシングタイヤ、セミスリックタイヤのこと。法律上、公道で使ってもいいことになっているが、目的はモータースポーツ用のタイヤだ。ストリートタイヤに比べて、圧倒的にグリップ力が高いけど、走行ノイズが大きい、乗り心地が悪い、減りが速いといったデメリットもある。チューンドカーのサーキットアタックには、おもにこのSタイヤが使われている。

S耐 [スーパー耐久シリーズ]  

市販車をベースとしたレーシングカーで行われる耐久レースのシリーズ戦の名称。改造範囲は狭い。もともとはN1規定というレギュレーションで行われていて「N1耐久」という名前だったが、レギュレーションが変更されてエアロパーツなどの使用が認められるようになり、’96年に「スーパーN1耐久」、’98年に現在の「スーパー耐久シリーズ」と名前を変えた。排気量や駆動方式などによって、いくつものクラスが設定されていて、バラエティに富んだ車種が参戦している。

おつり

コーナリング中(ドリフト中を含む)、リヤタイヤが滑ったときに適切な操作ができないと、反動で逆方向にテールが振られることがある。これを俗に「おつり」という。そこでも適切な対処ができないと、また反動で逆に振られ、また反動で逆に振られという状態を繰り返すことがある。これを俗にタコ踊り(タコる)という。ちなみに、「振りっ返し」は、この「おつり」をコントロールしながら意図的に利用したもので、「卍(マンジ)」はタコ踊りをコントロールしながら意図的に利用したもの。

アイドリング

停止時に、アクセルを踏まなくてもエンジンがまわっている状態のこと。普通乗用車の場合、だいたい1000rpm弱で、エンジンをかけたばかりのときは高めになるように設定されている。エアコンをつけても上がったりする。また、パワーを上げるために オーバーラップ の大きい カム (カムシャフト)を入れると、アイドリングが安定しなくなることがある。

アクセルコントロール

アクセルを、全開でも全閉でもなく、ハーフスロットルの状態で調節すること。目的は車速の調整や車体の姿勢、前後荷重、トラクションの加減などいろいろな場合がある。また、「アクセルコントロールを入れる」という表現は「アクセルを(全開から)戻す」という意味でも使われる。

アクチュエーター 

タービンの排気側についているバイパス弁(スイングバルブ)の開閉をコントロールする、エノキダケのような形のパーツ。設定した圧力がかかると、弁を開けて排気を逃がし、それ以上ブースト圧が上がらないようにする。純正のタービンやチューニング用の小さめのタービンはこの方式だけど、ビッグタービンの中には、アクチュエーターの代わりにウェストゲートを使うタイプのものもある。

アッセン

パーツが完全にバラバラの状態じゃなくて、ひととおり組み上げられてワンセットの状態になってること。たとえばデフは、リングギヤやサイドギヤなどの部品が組み付けられて、デフケースに収められて、アッセンの状態になる。純正部品なんかでは、細かい小さな部品が壊れただけでも、アッセンでしか部品交換ができない場合もある。アッセン交換は、作業は楽だけど部品代が高くつく。

アッパーアーム

ダブルウィッシュボーン式サスペンションの上側のアームの呼び名。マルチリンク式サスペンションの上側のアームも同じような機能のパーツだが、マルチリンク式サスペンションの場合は、アッパーアームとは呼ばず、アッパーリンクと呼ぶことが多い。

アッパーマウント

ダンパーユニットの上部をボディに取り付けるパーツのこと。純正部品では、ゴムブッシュを介してダンパーユニットをボディに取り付けているが、それだと無駄な動きが出てしまうため、ピロボールを使ってボディに取り付けるようにする『ピロボール・アッパーマウント』というパーツも販売されている。また、ストラット形式のクルマ用には、キャンバーの調節ができる『調整式アッパーマウント』というパーツもある。

アッパーリンク

サスペンションを構成する部品のひとつで、日産車のフロント・マルチリンクサスペンションの上側のアームや、4リンク、5リンクリジッドサスペンションの上側のアームのこと。ダブルウィッシュボーン形式の場合は、上側のアームを『アッパーアーム』と呼ぶことが多く『アッパーリンク』とはあまりいわない。

アップライト

サスペンションの構成部品のひとつ。ハブを保持していて、サスペンションアームの先端に取り付けられるパーツ。ナックル、ハブキャリアと同じものと考えていい。市販車の場合はほとんどの場合ナックル、ハブキャリアと呼ぶが、なぜかレーシングカーではアップライトと呼ぶことが多い。

アテーサ

R32~R34スカイラインGT-Rに搭載されていたことで有名な、日産の4WDシステム。前後0:100のトルク配分を基本としながら、路面状況に応じて前後50:50まで電子制御でトルク配分を変更する。そのためFR車に近い自然なハンドリングと4輪駆動ならではの高いトラクション性能を両立させている。

アドバンテージ

「有利である」とか「優勢である」という意味。たとえば、『クルマが軽いというアドバンテージがある』といえば、そのぶん有利だという意味。あるいは、D1グランプリで審査員が『ロクヨンで熊久保アドバンテージ』といえば、その走行は、6:4の割合で熊久保が優勢だった(そのぶん点数的にリードしている)という意味。

アフターファイヤー

マフラーから出る火のこと。ノーマル車ではまず出ないけど、チューニングしたクルマで、アクセルONから急激にアクセルOFFにしたときなんかに、未燃焼ガスがマフラーの出口付近で燃えることで発生する。ロータリーエンジン車は出やすい傾向がある。

アライメント

タイヤ&ホイールが、車体や進行方向に対して、どんなふうについているかを表す要素。キャンバーとキャスターとトーにわけられる。直進性やタイヤの接地性、コーナリング時の安定性などを左右する。また、アライメントが正しくないと、真っ直ぐ走らなかったり、タイヤが片減りしたりする。このアライメントを測定するのがアライメントテスターだ。

アルマイト

アルミに行う表面処理の一種。電気分解によって表面を酸化させ酸化皮膜を作る。これによってアルミの耐腐食性や耐摩耗性を上げることができる。この処理を行うさいに、独特の光沢を持った色をつけることもできる。もともと理化学研究所が開発した技術で、「アルマイト」というのはその登録商標だった。オイルクーラーなどに使われるフィッティングやカムプーリー、車高調のアッパーマウント&ロアシートなどに、アルマイトが施されることが多い。

アンダー

コーナーでフロントタイヤがズルズルとアウト側に出ていってしまう現象のこと。ねらったラインを通るためには、ハンドルを切り足してやらなくてはいけない。コーナー立ち上がりのアンダーは、クルマの特性であることが多いけど、コーナー進入時のアンダーは運転ミスであることも多い。FF車や4WD車はクルマの基本特性としてアンダー傾向が強い。ちなみにドリフト界では、ドリフトが戻ってしまうことをアンダーと呼ぶことがある

アンダーコート

クルマのフロアなどに張られている断熱、防音材。全部で何kgにもなるので、徹底的にクルマを軽量化したい場合にはアンダーコートをはがす。はがすときには、ノミやタガネを使ってコンコンたたく。はがすと、フロア下からの騒音が伝わりやすくなるし、マフラーの熱などが室内に伝わってきやすくなるので、軽くなる代わりに快適性は下がってしまう。

アンダーパネル

ボディの下面に装着するパネルのこと。特にフロントバンパーの下側に取り付けることが多い。一般的な市販車のボディ下面は凸凹しているため、空気(走行風)の流れに悪い影響を与える。そこで、平らなパネルで覆うことで、空気の流れをスムーズにするのがアンダーパネルのおもな目的。優れた形状のものを付けると、空気抵抗を増やさずにダウンフォースが増やせる。リヤにつけるものはディフューザーと呼ぶことが多い。

アーシング

電装部品のマイナスのアースを、抵抗の少ないケーブルでバッテリーに直接つないでやるチューニング方法。またはチューニングパーツのこと。ふつう自動車の電装部品は、ボディを通してバッテリーにマイナスの電流を戻してるんだけど、ボディの電気抵抗のせいで、電力にロスが出てしまう。それを減らしてやることで、電装部品の性能をもっと発揮させてやろうというチューニングだ。

イグナイター

ダイレクトイグニッションやフルトランジスタタイプの点火装置に使われるパーツのひとつ。中にはトランジスタが使われていて、エンジンコンピューターなどから点火の信号(弱い電流)が入ってくると、より大きな電流を発生させてコイルに送る。コイルはその電流を使って、高電圧を発生させる。

イグニッション

エンジンの点火装置のこと。パーツでいうと、コイル、デスビ、イグナイター、プラグなどがイグニッション系のパーツだ。エンジンはイグニッションが作動しないとまわらないので、エンジンをかけるときには、イグニッションに電源が通るようになっているし、エンジンを切るときは、イグニッションの電源を切ることになる。

イナーシャ

慣性のこと。慣性というのは、静止している物体は静止しつづけようとし、動いている物体は動き続けようとする性質のこと。物体が重いほどその傾向は強い。ただし、クルマに関してイナーシャというときには、回転するパーツの慣性モーメント(慣性の大きさ)を指すことが多い。たとえばフライホイールが大きく重ければイナーシャは大きくなり、小さく軽ければ、イナーシャは小さくなる。駆動系パーツなどでは、イナーシャが小さいほうがレスポンスはよくなる。

イニシャル [イニシャルトルク]

LSD本来の効きの強さとは別に、初期の効きぐあいを決める要素。イニシャルトルクを強めると、直進しているときでもLSDがあるていど効いている状態になって、街乗りの右左折なんかでもバキバキ鳴りやすくなる。走行が進むとだんだんイニシャルトルクが落ちてくるので、効きが弱くなったら調整やオーバーホールが必要になる。

イモビライザー 

盗難防止装置の一種。クルマのメインコンピューターと、キーに内蔵された暗証コードが合っていないとエンジンがかからないというシステム。つまり、機械的に配線をつなげただけでは、エンジン始動ができないようにすることで、盗難を防ぐ装置。34GT-Rやいち部の新型車に純正でも採用されている。

インコネル

合金の一種。ニッケルをベースとして、クロム、鉄などが混ざっている。強度が高く、熱に非常に強い材質で、F1マシンなどでは排気管にも採用されている。ただし非常に高価な材質なので、チューニング業界では、あまり一般的ではない。フジツボ技研が一時期NSX用のインコネル製エキマニをラインアップしていたが、現在は生産が終了している。また、インコネルは排気温度計などのセンサー部に使われることもある。

インジェクション 

エンジンのインマニや燃焼室などに燃料を噴射する燃料供給装置のこと。吸入空気量などの情報をもとに、ECUが噴射量を演算して、インジェクターに信号を送ると、インジェクター(噴射器)が指定された時間だけ弁を開いて、吸入空気に燃料を噴射するようになっている。

インジェクター

吸気管に燃料を噴射する装置のこと。圧力をかけられた燃料が供給されていて、バルブが開いたときだけ、燃料を噴射するようになっている。チューニングで大幅にエンジンパワーを上げる場合には、純正のインジェクターでは噴射量が足りなくなることがあるので、大型のインジェクターに交換する。容量は1分間の噴射量(吐出量) ccで表される。

インジケーター

表示器や指示器のこと。メーターとは違って、記号やランプやバーグラフで、ドライバーに情報を伝えてくれるものをいうことが多い。いまギヤが何速に入っているのかを示すインジケーターや、シフトアップのタイミングを教えてくれるインジケーター、4WD車の前後トルク配分を示すインジケーターなど、いろいろなものがある

インタークーラー

ターボやスーパーチャージャーで過給した吸入空気を冷ます装置。吸入空気(空気)は圧縮すると温度が上昇し密度が下がってしまうので、エンジンが同じ体積の空気を吸い込んでも、燃焼できる酸素は少なくなる。その温度が上がった空気を冷ましてやることで、密度を上げるためのパーツがインタークーラーだ。

インダクションボックス

吸気パーツのいち部。吸気管の吸い口のすぐ近くにあって、エアフィルターを収めている箱状の部屋のことをいう。吸気音を低減させたり、エンジンルームの熱気を吸わないようにしたり、フレッシュエアを効率よく導入するというような役目がある。ムキ出し型エアクリーナー(エアクリ)を装着する際には、取りはずしてしまうことが多い。

インフィールド

サーキットなどのクローズドコースで、低速でタイトなコーナーが連続するような区間の呼び名。もともとは、コースの外周から中に入ったエリアにレイアウトされていることが多かったために、こう呼ばれていると思われる。実際には、それほど内側に入っていなくてもインフィールドと呼ぶケースがある。ストレートや高速コーナーが多い外周と比べて、また少し違ったマシンの性能やドライビングが必要とされる。

インマニ [インテークマニホールド]

サージタンクやスロットルを通過した吸入空気を各気筒に配分する管。だから気筒数だけ本数がある。ふつうは、このインマニに燃料を噴射するインジェクターが付いている。またスカイラインGT-Rの6連スロットルやAE101、AE111レビン/トレノの4連スロットルでは、スロットルもインマニについている。

ウェザーストリップ

ドアやウインドなどの開口部周辺に付いているゴムなどでできた縁取りで、雨水やすきま風が車内に侵入してくるのを防ぐためのシール材。最近のクルマでは耐久性も高くなっているが、劣化すると雨漏りなどの原因になるので、張り替える必要がある。

ウェストゲート

アクチュエーター方式じゃないタービン(ターボ)と組み合わせて使う、独立した排気バイパス弁。設定したブースト圧に達すると、ウェストゲート内部のバルブが開いて排気をバイパスさせ、ブースト圧が上がるのを防ぐ仕組み。また、アクチュエーターに比べ容量が大きいのが特徴で、ブースト圧の安定性などに優れる。加速時の「ウゲェ~」っという独特のサウンドは、ウェストゲートを大気解放タイプにすることで発する排気音。

ウェットショット 

ナイトロ(亜酸化窒素)をエンジンに噴射する際のシステムの一種で、吸気管にナイトロと燃料をいっしょに噴射してやる方式。増設する配管が、ナイトロと燃料の2系統になるので、取り付けが複雑になるが、メインインジェクターの容量にとらわれずにパワーアップが可能になる。ナイトロシステムには、このほかにドライショットという方式がある。

ウォータージャケット

ブロック(エンジンブロック)とシリンダーヘッドに開けられている冷却水のための通路。ウォーターポンプによってそこに冷却水が送り込まれて、エンジンは冷やされ、適度な温度に保たれるようになっている。ドラッグマシンなど、ものすごいパワーを出すエンジンの場合、エンジンブロックの強度を上げるために、ウォータージャケットにセメントのようなものを流し込んで補強することがある。

ウォータースプレー

文字どおり水を噴射するスプレーのこと。インタークーラーなどの温度を下げるための装備。水を噴射すると、その水が蒸発するときに気化熱によってインタークーラーの温度が下がる。インタークーラーの温度が下がれば、吸気の温度を下げることもできるので、パワーアップあるいは熱ダレの防止になる。ランエボやインプレッサには標準装備されているモデルもある。簡単な装置なので、後付けパーツとしても市販されている。

ウォーターバイパスキット

エンジンルーム内のヒーターホースから、ラジエターのアッパーホースに冷却水をバイパスさせる配管のキット。熱がたまりやすいヒーターホース部分の冷却水も循環させてやることで、特に後方シリンダーの温度を安定させる効果がある。オーバーヒートや熱ダレの対策のためのパーツ。

ウォーターライン

水(ふつうはエンジンの冷却液)の経路や配管のこと。ラジエターに出入りするホースだけでなく、タービン(ターボチャージャー)のベアリング部分を冷やすための冷却水の配管などもウォーターラインと呼ぶ。クルマには関係ないけど、船の喫水線のこともウォーターラインというらしい。

ウレタン補強

クルマのサイドシルなど、ボディの筒状になっている部分に、硬質発泡ウレタンを流し込んで固まらせるボディ補強の方法。発泡ウレタンは軽量なので、わずかな重量増でボディ剛性をアップさせることができる。ちなみに、発泡ウレタンは燃えやすく溶けやすいものなので、ウレタン補強をした周辺で溶接をする際などには注意が必要。

エアクリ [エアクリーナー]

エンジンが異物を吸い込まないように、ゴミやホコリなどをキャッチする装置。このエアクリーナーを吸気抵抗の少ないものに交換すると、エンジンが吸い込める空気の量が増えてパワーアップする場合もあるので、パワー系チューニングの第一歩。純正のフィルターと取り替えるだけの純正交換タイプと、純正のエアクリーナーボックスをはずして装着するムキ出しタイプがある。ムキ出しタイプのほうが、より多くの空気が吸い込めるが吸気音は大きくなる。

エアサス 

金属バネ(スプリング代わりに空気バネを使ったサスペンションのこと。ダンパーはふつうのサスペンションと同じようなオイルダンパーを使うことが多い。純正でも、ごくいち部の車種で採用されているが、後付け用のアフターパーツもある。車高を簡単に上下させることができるのが最大のメリットだが、コンプレッサーや配管、コントローラーなどが必要になって、構造が複雑になるなどのデメリットもある。スポーツ走行には向いていないため、ミニバンやスポコンなど、ドレスアップを目的とした使われ方が多い。

エアシフター

主にドラッグレースで使われるトランスミッションの形式のひとつ。圧縮空気の力を使ってシフトを叩き込むドグミッション(ドグ)だ。多くの場合ワンウェイドグという特殊なドグクラッチを使っていて、ドライバーはアクセル全開のままクラッチを切る必要もなく、ボタンを押すだけで超速シフトアップができる。その代わり、アクセルOFFにするだけでギヤが抜けてしまうので、ドラッグ以外にはまず使えない。アメリカのメーカーのものが有名だが、HKSもかつて20基限定で発売したことがある。

エアジャッキ

レーシングカーなどに使われている、クルマ本体に取り付けるジャッキのこと。圧縮空気を送り込むと、シリンダーがフロア下に伸びて数秒でボディを持ち上げる。圧縮空気を抜けば、すぐに引っ込む。ただし圧縮空気がないと使えないし、本体も高価で取り付けにもかなりコストがかかる。また、それとは別に、排気ガスで空気袋を膨らませてクルマを持ち上げる携帯用ジャッキのこともエアジャッキということがある。

エアダクト

本来は空気を通す管のことだが、空気の取り入れ口のことも指す。エアクリーナー(エアクリ)にフレッシュエアを導くほか、ブレーキを冷やす、オイルクーラーを冷やすなど、いろいろな目的で使われる。チューニングカーでは、汎用のホースなどを使って後付けすることも多い。

エアフロ [エアフローメーター] 

エンジンの吸入空気量を測定する装置で、ここからの情報をもとにして、ECUが燃料噴射量を決める。エアフロは筒状の形をしているものが多いけど、パワーを求めていくと、その筒の口径がネックになってしまうことがある。その場合、制御方法をDジェトロ方式に変更してしまって、エアフロを取り払うというチューニング方法がある。これをエアフロレスという。一般的には、FコンVプロやパワーFCなどの高性能なサブコンやフルコンが必要になる。

エアポンプ

ロータリーエンジン搭載車に使われている排ガス浄化システムのいち部で、吸気管からフレッシュエアを排気管に送り込むための装置。ロータリーエンジンではそうすることで、排気ガスの浄化をうながしている(あわせて触媒も使っている)。エアポンプは、エンジン性能だけを考えれば不要な装置だが、取りはずすと車検に通らないことが多い。

エア抜き

いろいろな部分で必要になるが、一般ユーザーにとっていち番大事なのはブレーキのエア抜き。ブレーキ系統にエアが混入していると、タッチが悪化したり効きが悪くなる。そのエアを取り除く作業のことをエア抜きという。サーキット走行をする場合には、その前後にエア抜き作業をしてやるといい。また高回転を多用するクルマの場合、冷却液にエアが混入しやすい。タンクを増設してやるなどして、エア抜きを行っているクルマもある。冷却水を全交換したときなどにも、エア抜きを行う。

エキマニ[エキゾーストマニホールド]

各気筒から出てきた排気をひとつにまとめる管(V型エンジンの場合はバンクごとにひとつ)。NA車の場合は、エンジンのパワー特性を左右するパーツで、集合部までの長さや集合方式でパワー特性が変わる。ターボ車の場合は、スムーズなレイアウトのエキマニに換えることで、ブースト圧のかかりがよくなったりする。また、タービンのチョイスによってはエキマニの交換が必要になる。その見た目から、アフターパーツのエキマニはタコ足と呼ぶこともある。

エンジンマウント 

エンジンをボディに取り付ける部分に使うパーツ。エンジンからの振動や音がボディに伝わりにくいように、主にゴムなどでできている。ところが、ハードに走ろうとすると、このエンジンマウントの柔軟性のせいでエンジンがグラつき、クルマの動きを邪魔することがある。そこで、硬いゴムを使った強化マウントに交換したり、ゴムを使わないでリジッドマウントにしてしまうこともある。

オイルクーラー 

エンジンオイルの温度が上がりすぎないように冷ます装置。エンジンオイルの温度が上がりすぎると、油膜切れを起こしてエンジンが壊れてしまうことも。ノーマルではほとんど付いていないが、ハードなチューニングをしたり、サーキットで連続走行するためには必要になる。連続全開走行をするクルマの場合は、エンジンオイルだけでなく、パワステオイルやミッションオイル、デフオイルのオイルクーラーも付けることがある。

オイルジェット

エンジンのクランク室のなかにあって、ピストンに向けてオイルを噴射するようになっている穴またはノズル。そこからピストンの裏側に向けてオイルを吹きつけることで、ピストンを冷却するようになっている。

オイルパン 

エンジンのいちばん下に付いていて、エンジン各部を潤滑してきたオイルがたまる皿のような場所。ここからまた、オイルポンプで吸い出されてオイルはエンジンをまわってくる。チューニングパーツでは、オイル量を増やすことで温度を上がりにくくする大容量オイルパンや、サーキット走行時のオイル片よりを防ぐバッフルプレート付きのオイルパンなどが発売されている。

オイルパンガード 

路面の凸凹やサーキットの縁石にぶつけないように、オイルパンの下側をカバーする形でつける保護パーツのこと。オイルパンは車体の低い位置についているものだが、破損するとオイル切れを起こしてエンジンに深刻なダメージを与える。オイルパンが変形して、なかのストレーナーなどにダメージを与えた場合も同様だ。それを防ぐパーツがオイルパンガード。ダートラやラリーでは必須の装備。シャコタンでサーキットをよく走るクルマにも装着するケースが多い。

オイルライン

オイルの経路や配管のこと。チューニング業界では、オイルクーラーにオイルを循環させるためのホースや、タービン潤滑のためにオイルを供給するホースのことをいうことが多い。また、エンジン内部のオイルが通る経路全体のこともオイルラインと呼ぶことがある。

オギジュアリーポート

ロータリーエンジンのポート形状のひとつ。ブリッジポートをさらに外側に拡大して、ローターハウジングまで削ってしまった形状のポートのこと。ブリッジポートよりさらに高回転高出力型になる。また、RX-8の250psモデルに搭載されているロータリーエンジンが純正採用している3番めの吸気ポートもこれに近いもので「オグジュアリーポート」と呼ばれる。

オバフェン オーバーフェンダー

フェンダーアーチに装着するアーチ上のパーツ。太いタイヤを履きたい場合や、タイヤを外に張り出させて装着したい場合でも、タイヤがフェンダーよりも出っ張っていると危険だ。そこで、タイヤがはみ出さないように装着するのがオーバーフェンダーだ。

オフセット

「ズラして」という意味では、いろいろな場面で使われるけど、よく出てくるのがホイールのオフセット。これは、ハブの取りつけ面がホイール断面の中心からどれくらいズレているかを表した数字。ようするに、どれくらいホイールが外に出っ張るかを示している。プラス(+)の数字が大きいほうがホイールは内側に引っ込むことになる。マイナス(-)オフセットになると、かなり外側に出っ張って取り付けられることになる。

オルタ [オルタネーター]

エンジンに取り付けられている発電器のこと。クランクプーリーからベルトでまわされて発電し、その電力がクルマの電装品を動かしたりバッテリーを充電する。だからオルタネーターが壊れると、バッテリーが上がってしまう。ちなみに、オルタネーターとは交流の発電器のことをいう。

オーバルマフラー

マフラー出口のパイプが、楕円形状になっているデザインのマフラーのこと。ふつうは横長の楕円になっている。ビッグセダンや大型のミニバンと相性がよく、VIP系のドレスアップに似合う。ダブル出し、左右だしのものも多い。性能面には影響はない。

オーバー [オーバーステア]

コーナリング中にリヤタイヤがずりずりとアウト側に出ていってしまう現象のこと。ねらったラインを通るためには、切ったハンドルを戻してやらないといけない。これをカウンターステアという。オーバーステア状態を持続させたままカウンターステアでバランスをとってコーナリングしていくことをドリフトという。ノーマル車はオーバーステアが出にくいように作られているので、オーバーステアを出すだけでもテクニックが必要。

オーバーシュート

ブースト圧が、一瞬だけ設定値よりも上がる現象のことをいう。たとえば、ブースト圧1.0kg/cm2に設定しているとする。アクセルを全開にして、0.8、0.9、1.0と上昇し、一瞬1.2kg/cm2まで上がったあと、また1.0kg/cm2で落ち着くことがある。この一瞬1.2kg/cm2までかかる現象のことをオーバーシュートという。

オーバーヒート

エンジンを冷却している冷却水(クーラント)の温度が、異常に高い状態のこと。ひどくなるとエンジンのヘッドガスケットが抜けてしまったり、エンジン内部パーツが焼きつきを起こしてしまう。特に、ハイパワー化したエンジンやサーキットなどで連続走行を繰り返すと起こりやすい。オーバーヒートの防止には、ラジエターを大きいものに交換したり、開口部の大きいバンパーやダクトの開いたボンネットを使って、風のとおりをよくしてやるといい

オーバーホール

エンジンやミッション、デフなどの機械部品をバラして、汚れを取り、消耗している部品を交換し、調整するべきところを調整し直してまた組み立てること。新品と同様の状態に戻すと考えていい。機械部品なら長く使っていればいずれは必要になってくる作業だ。

オーバーラップ

エンジンの吸気バルブと排気バルブが両方とも開いている時間のことをいう。大ざっぱにいうと、オーバーラップが広いほうが、高回転高出力型のエンジン特性になるが、低速トルクが細くなったり、アイドリングが安定しなくなる。また、特に低回転域で燃費が悪化し、排気ガスの中の有害成分が増える傾向もある。オーバーラップを変えるには、バルタイ(バルブタイミング)を調整する必要がある。

オーバーランニングクラッチ

一方向にしか駆動力を伝えないワンウェイクラッチの一種。セルモーターなどに使われている。セルモーターのオーバーランニングクラッチは、エンジンを始動するためにセルモーターからエンジン(フライホイール)には駆動力を伝えるが、エンジンがかかったときにセルモーターが過回転しないように、エンジンからの駆動力はセルモーターに伝わらずに空まわりするようになっている。ちなみに自転車にも、ペダルと後輪のあいだに同じようなクラッチがついている。

オーバーレブ

エンジンの許容回転数の限界(レブリミット)を超える回転までまわしてしまうこと。車速が下がらないうちに、無理なシフトダウンをすると起こりやすい現象。ひどいオーバーレブをさせると、エンジンのバルブがジャンプしてピストンに当たり、エンジンを壊してしまうことがある。

オービス

高速道路や幹線道路に設置されている自動速度取締機のこと。速度違反の車両を検知し、その写真を撮影する機械だ。厳密にはいち部の機種だけがオービスという名称なのだが、実際には、自動速度取締機はまとめて「オービス」と呼ばれることが多い。撮影されると、しばらくして警察から出頭の要請が来る。設置箇所の手前には設置されていることを知らせる看板が出ているので、気をつければ撮影されることはない。

オープンデッキ 

エンジンのシリンダーブロック(ブロック)の構造の一種。ブロック上面に、冷却水が通るウォータージャケットの穴がそのまま大きく開いている構造のブロックをいう。作りかたがシンプルで冷却性能には優れるが、ブロック剛性の面ではやや不利になる。オープンデッキのほかにはクローズドデッキという構造がある。

オープンデフ 

差動制限機構を持たないデフ(デファレンシャルギヤ)。つまり LSD ではない普通のデフのこと。スポーツカーや4WD車以外の、多くの純正デフがこの形式になる。片輪がぬかるみにはいったりすると、そのタイヤばかり空転してしまって、反対側のタイヤに駆動力が伝わらなくなるので、ぬかるみから脱出できなくなる。また、コーナリング時に内側のタイヤが浮き気味になると、そのタイヤばかりが空転してしまって、トラクションがかかりにくくなる。

オールペン [オールペイント] 

全塗装ともいう。ボディの色をぜんぶ塗り替えてしまうこと。それにもいろいろ方法があって、外から見えるところだけ塗り直す方法、前後バンパーやドアをはずして塗り直す方法、ウインドやエンジンをはずして塗り直す方法などがある。もちろん料金が変わってくる。

圧縮比

シリンダー内で、混合気がどれくらい圧縮されるかを表す数値。ピストンが上死点のときのシリンダーの容積を1としたときの、ピストンが下死点のときのシリンダーの容積の比率で表す。数字が大きいほうが『圧縮比が高い』といって、トルクを出しやすいが異常燃焼も起こりやすくなる。ターボ車はその傾向が強いので、圧縮比は9.0以下に設定されているものが多い。NAのスポーツエンジンだと10.0以上のものがほとんどだ。

安全タンク [安全燃料タンク] 

レース用の安全燃料タンクのこと。基準に合うものにはJAFやFIAが公認を出している。割れたり裂けたりしにくく、もし割れた場合にも、内部の燃料がイッキに飛び散ったりしにくい構造になっている。また、燃料が残り少ない状態で強い横Gや前後Gがかかっても、吸い込み不良が起こりにくいように形状が工夫されているものが多い。いろいろな容量のものが発売されている。

押しがけ  (押しがけ ) 

バッテリーが弱ったりして、セル(セルモーター)がまわらないときにエンジンをかける方法。AT車では不可能。やり方はイグニッションをONにしてギヤを入れる(2速がやりやすい)。クラッチを切ったままクルマを押してもらい、あるていどスピードが出たところで唐突にクラッチをつなぐとエンジンがかかる。かなりパワフルな人間でないと、ひとりでやるのは厳しい。

足まわり・足回り

サスペンションのこと。せまい意味では、バネ(スプリング)とショックアブソーバー(ダンパー)。広い意味では、アームやリンク類、ブッシュ、アライメントあたりまで含まれるが、ふつうはブレーキは含まない。「足まわりはなにを使ってるんですか?」とか「足まわりをもうちょっと煮詰めないとなぁ」というかんじで使う。

鬼キャン 

極端にキャンバー角(ネガキャン)がついている仕様のこと。90年代半ばに、ドリフトマシンの間で流行った。当時やっていたのはフロントがストラット形式のクルマで、調整式ピロアッパーマウントで、めいっぱいキャンバーをつけたうえに、サスペンションのブラケット部分を長穴加工して極端なネガキャン(ネガティブキャンバー)にしていた。性能面でのメリットはあまりないと思われる。