自動車には、自主規制による180km/hでのスピードリミッターや、ブースト圧の上がりすぎを避けるためのブーストリミッター、回転の上がりすぎを避けるためのレブリミッターなど、いろいろなリミッターが装着されている。広い意味では、そのリミッターを解除することを「リミッターカット」という。とはいえ、一般的に「リミッターカット」といえばスピードリミッターを解除することと考えていい。初期のころのスピードリミッターは、配線の切断やボディアースするだけでよかったが、その後コンピューターのプログラムを書き換えることが必要になった。最近の車種ではさまざまなパーツが統合制御されているので、不具合を起こさないようにリミッターカットをするのが難しい作業になっている。