エンジン内部で起こる異常燃焼の一種。本来は、音速を超えてしまうほど火炎伝播速度が速くなってしまう燃焼のことをいう。点火プラグで着火された火炎が燃え広がるまえに混合気が自然着火してしまったようなときに起こる。ところが、別の使いかたとして、点火プラグがスパークする前に自然着火してしまう現象のことを「デトネーション」といって、「ノッキング」と区別することもある。どうもこの言葉は使われかたがあいまいなようである。結局のところ、燃焼室内の異常燃焼に関しては、いまだによくわかっていないことも多いらしい