はじめに
国産セダンの名車として知られるトヨタ マークX。その中でもひときわ異彩を放つ特別なモデルが、今回ガレージR三郷店で取材した「2012年(平成24年10月登録)マークX 250G “F”Four Premium Special Version スーパーチャージャー」です。走行距離わずか10,600kmという低走行車でありながら、その素性はただのプレミアムモデルに留まりません。なんと、首都高速道路の覆面パトカーに採用されている車両と同一の「スーパーチャージャー仕様」であり、さらに魅力的なカスタムが施された「羊の皮を被った狼」とも言える一台なのです。

覆面パトカーの心臓部を持つ特別な存在
このマークXは、GRMNマークXにも採用されたスーパーチャージャーを搭載しており、最高出力は驚異の360馬力を発生します。2.5Lエンジンとは思えない圧倒的な加速力と、セダンとしての快適性を両立させている点は、まさに覆面パトカーが高速走行性能を求める理由と合致します。
社外製の「MODELLISTA」ロゴが輝くエンジンルームは、その特別なポテンシャルを静かに主張しています。


さらなる高みへ導く厳選されたチューニング
この車両は、ノーマルのスーパーチャージャー仕様に満足せず、さらに以下のチューニングが施されています。
- 足回り:BLITZ製車高調 ローダウンされた車高と相まって、安定したコーナリングとスタイリッシュな外観を実現。
- ブレーキ:IS-F用ブレンボキャリパー 360馬力のパワーを受け止めるにふさわしい、絶大な制動力を確保。赤く輝くキャリパーが足元のアクセントになっています。
- エキゾースト:スルガスピードマフラー 官能的なエキゾーストノートを奏でながらも、ジェントルなサウンドはまさに大人のスポーツセダン。カーボンフィニッシュのエンドも魅力的です。





