はじめに
イタリアンデザインの真髄を体現し、世界中で高い評価を受けるアルファロメオ159。今回、ガレージR厚木店にて、その中でも特に魅力的な一台、「2009年(平成21年10月登録)アルファロメオ159 2.2 JTS セレスピード TI」を取材する機会を得ました。走行距離約64,000kmながら修復歴はなく、その内外装の状態の良さには目を見張るものがありました。
唯一無二のスタイリング
アルファロメオ159の最大の魅力は、やはりその官能的なデザインにあります。ジウジアーロが手がけたエクステリアは、シャープなヘッドライトから流れるようなサイドライン、そしてリアエンドまで、どこを見てもため息が出るほどエレガントです。特にフロントフェイスの複雑な多眼式ヘッドライトは、見る者に強い印象を与えます。

また、サイドに輝くエンブレムは、アルファロメオの歴史と情熱を物語っています。TI(ツーリズモ・インテルナツィオナーレ)のエンブレムは、その走りのパフォーマンスの高さを主張するものです。


特にTIモデルに装着される純正19インチアロイホイールは、デザイン性だけでなく、赤いブレーキキャリパーが覗くことでスポーティーさを一層引き立てています
上質な室内空間 この車両の特筆すべきは、年式を感じさせない内装の美しさです。ブラックを基調とした本革シートは、使用感も少なく非常に良い状態を保っており、この年代の同型車両と比較しても群を抜いています。


革シートに加え、パワーシートも装備されており、快適なドライビングポジションをサポートします。運転席から助手席、後部座席に至るまで、上質で洗練された空間が広がっています。
パワートレインと走行性能 2.2 JTSエンジンは、アルファロメオらしい官能的なサウンドと共に、スムーズで力強い走りを提供します。セレスピード(MTモード付AT)は、ATのイージさとMTのようなダイレクト感を両立させ、シフトチェンジの楽しみも味わえます。

このエンジンルームも非常にクリーンで、丁寧に扱われてきたことが伺えます。
さらに、電動ミラーやETCといった現代のドライブに欠かせない装備も充実しており、長距離移動でも快適です。社外ナビとバックモニターが装着されている点も嬉しいポイントです。
希少価値の高い一台 アルファロメオ159は、その美しいデザインと優れた走行性能から、生産終了後も根強い人気を誇っています。特にこれほど内外装の状態が良く、修復歴のないTIモデルは希少価値が高く、まさに「気象者(希少車)」と呼ぶにふさわしいでしょう。



